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【水球・シンクロ】第17回世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト) 8日目

2017年07月21日

14日に開幕した第17回世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト)も8日目。シンクロ競技はチームフリールーティン決勝とミックスデュエットのフリールーティン予選が行われ、飛込競技は男子高飛込に村上和基選手が出場、男子水球競技は予選リーグ最終戦となるクロアチア戦を迎え、OWS競技は最も過酷な25kmに宮本陽輔選手、野中大暉選手、貴田裕美選手の3人が出場しました。

シンクロ競技は、予選3位のウクライナとの0.4333差を逆転すべく、一丸となってチームフリールーティン決勝に臨みました。“AMATERASU〜輝く夜明”をテーマに、8人が高い同調性を見せながら、予選よりも高いリフトを成功させて、最後の最後まで諦めない気持ちを前面に出した演技を披露します。得点は、93.1000。ウクライナには惜しくも届かず4位という結果になりました。

「今日は最後の最後まで、魂を込めて泳ぎ切れたと思います。全力は出し切りました」(乾友紀子選手)

午後はミックスデュエットのフリールーティン予選が行われ、テクニカルルーティンで2年前よりも大幅にレベルアップした足立夢実選手と安部篤史選手のふたりが華麗に舞います。フリールーティンは自由度が高いため、各国趣向をこらしたルーティンを披露。日本も“Snake”をテーマに、足立選手、安部選手それぞれが持てる表現力を駆使して泳ぎました。得点は86.9333で4位となり、明日の決勝を迎えます。

「最後、身体が動かなくなるくらいまで出し尽くした感じはあったんですけど、リフトもそうですし、タイミングが合いきらなかったところがあったので、そこがちょっともったいなかったです。最後の最後、自分の身体が動かなくなるくらい力を振り絞って、最後一発、決勝で良いのを泳ぎたいと思います」(足立選手)

「泳ぎ終わった感覚では、もう一歩いけたかな、と感じました。近づきすぎたり遠すぎたりした距離感の問題も、明日までには修正できると思います。予選と同じ気持ちで、決勝はもうオーラス一本なので、本当に出し尽くすつもりで、最初から最後まで気合いを入れて頑張りたいと思います」(安部選手)

男子水球競技は、予選リーグの最終戦となるクロアチアと対戦。リオデジャネイロ五輪銀メダルを獲得しているチームだけに、日本がやるべきやり、とにかく全力を出し切ることをチームの課題として臨みました。
とはいえ、そこは世界トップクラスのチーム。第1ピリオドから日本ゴールに襲いかかったクロアチアが先制。日本はクロアチアの堅い守りに阻まれて、なかなかゴールに近づけません。それでも大川慶悟選手が5mショットを決めて1点を返しますが、クロアチアはさらに3点を追加。
1対5の点差で第2ピリオドに突入。全く手を休めないクロアチアはこのピリオドでさらに5点を追加。しかし、日本も3点を奪い返し、4対10で後半第3ピリオドへ。
第3ピリオド開始早々、荒井陸選手が5点目を挙げますが、クロアチアはすぐさま反撃に出て、このピリオドでさらに4点を追加。
5対14で最終第4ピリオドを迎え、動きが鈍り始めたクロアチアに対して攻勢に出たい日本でしたが、世界第2位を相手にするディフェンスで日本もかなり体力を消耗しており、荒井選手がもう1点を追加するのが精一杯でした。結果、6対16でクロアチアに敗れましたが、予選リーググループDでの3位が確定。決勝ラウンド進出を決めました。

「さすがは五輪で決勝まで進んだチーム。自分たちのやりたいことをやらせてもらえませんでした。今日は相手センターフォワードが強力なので、後ろに下がったりしてみたんですが、それをやると日本チームの良さが失われてしまいました。もう一度プレス、パスラインディフェンスを徹底して、次の対戦に臨みます」(大本洋嗣ヘッドコーチ)

「クロアチアも含めて、東京五輪に向けてはこういう強豪チームに勝っていかないといけません。格上だと思ってびびるのではなく、しっかり勝たないといけない相手、だと思って、毎試合毎試合やっていかないといけないと感じました。次戦は、自分たちのやってきたことを出し切ることが、良い結果につながると思っています」(志水祐介キャプテン)

OWS競技では、最も過酷な25kmが行われました。男子のスタートから積極的に攻めたのは野中選手は、先頭パックでレースを展開します。一方宮本選手は中盤に位置し、周りを伺いながらのスタート。途中、大きな順位変動はありませんが、それでもラスト5kmを手前あたりからレースが動き始めます。野中選手も宮本選手も中盤で踏ん張り、宮本選手が15位で、野中選手が19位という結果となりました。

女子は貴田選手がベテランらしい、冷静なレース運びを見せます。序盤は10位前後から前を伺い、一時はトップに立ちます。そのまま中盤はトップ争いを演じますが、じりじりと後退。それでもラストは素晴らしい粘りの泳ぎを見せて15位となりました。

村上選手が出場した、飛込競技の男子高飛込の予選。1、2本目は60点台とまずまずの滑り出しでしたが、3本目の207Bで40点台のミスダイブ。何とか4本目の107Bを67.50と盛り返しますが、5本目の307Cで再びミスダイブをしてしまいます。6本目の5253Bは60点台後半をマークしますが、3、5本目のミスが最後まで響いてしまい、28位という結果になりました。

前半戦の最後となる大会9日目。シンクロ競技と飛込競技の最終日となります。日本代表チームからは、シンクロ競技のフリーコンビネーションとミックスデュエットフリールーティンの決勝に出場します。

『世界のトップ』を目指し、一意専心の想いでトレーニングに励んできた選手たち。そのすべての力をぶつけて世界に挑む日本代表選手たちへのご声援、よろしくお願いします。

※写真1:4位となったシンクロチームフリールーティン
※写真2:男子水球はクロアチアに破れはしたが3大会ぶりに決勝ラウンドに進出
※写真3:力の限り泳ぎ切ったミックスデュエットの足立選手と安部選手

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